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本:『英語のバカヤロー!「英語の壁」に挑んだ12人の日本人』 古屋裕子

著者はインドのムンバイにある「英文校正サービス」会社に勤務しているらしい。
日本の研究者やビジネスマン顧客に、英文の添削をする会社のようだ。
英語を話す、聞くのトレーニングを受けたことがなく、
受験英語だけであった著者が感じたムンバイでの「英語の壁」。
「頭のいい研究者でも、英語に泣いたことがないのかな?」という疑問から、
著名な研究者にインタビューをしたのがこの本である。
(ということがまえがきに書いてあるのだが、
この著者はその英語レベルでムンバイに就職したのは、
いったいどういう経緯だったのかがまず気になった・・・)

このインタビューのスクリーニングの条件は、
「二十歳を過ぎて、英語圏に1年以上滞在した経験のある研究者」。
とゆるい条件の割に、養老孟司先生をはじめ、
竹中平蔵先生、中村修二先生、上野千鶴子先生など、
本当に著名な研究者の名前が並ぶ。

それぞれに英語との格闘が語られているが、
留学当初、タクシーやファーストフード店での本当に簡単な会話が
聴き取れなかったと言っている人が多いことに驚く。
1年くらいかかって日常会話ができるようになったようなエピソードを読むと、
ノンネイティブが英語を話せるようになるのは並大抵ではないと、改めて感じさせる。

それから研究者だけに、英語論文を書く必要があるわけだが、
これについて共通しているのは、いろいろな文献を読み、
その表現を自分のものにして英文を書いてきたということ。
たくさん読んで、マネをすることから始まるということだろう。

脳神経外科医の福島孝徳先生も登場するが、
(たまにテレビでスーパー外科医として取り上げられている)
たどたどしいジャパニーズ・イングリッシュで問題ないとしている。
ただ、これは本人も本書で認めているけれど、
それだけの腕があるからそう言えるのだ。

と、では、自分はどうしたいのか?
受験英語のスキルだけを磨き、今となっては英語に触れる機会は日常にはない。
そうしているうちに30代になってしまった・・・。
けれど・・・、英語を話してみたい、その思いはある。
だって、まずカッコイイもんsmile
そして、街で外国人を見つけるとそそっと隠れるようにしてしまう自分がイヤだ。
海外旅行で、YESとしか言えない自分もイヤだ。

この本を読んで確認したのは、
自分が何のために英語を話せるようになりたいのか、
その目的意識が大事だということ。
そして話したいことがなければ、英語を使う意味もないということ。
ただ漫然と英語が話したいと勉強してみても時間の無駄だろう。
仕事で使いたいのか、旅行で使いたいでもいいかもしれない、
どういう目的かをはっきりさせる必要がある。
そうしたら、何を言いたいのか、誰と話したいのかは明確になる。
それが英語でなくていいのなら、英語なんていらない。

とはいえ、僕はやはり英語が使えるようになりたい。
世界のスタンダードは英語であり、
ビジネスも世界を視点に置くことが当たり前の時代である。
世界を相手に仕事がしたい。
だからやっぱり英語を勉強しよう。
ネイティブと同じになる必要はないのだ。
自分が伝えたいことをつたなくとも伝えられるように、
ちょっとずつでも前に進もう。
この本は、英語に対するときの、ほんの少しの勇気をくれる。

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