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本:『荒ぶるをつかめ! 早稲田ラグビー主将たちの苦闘』 林健太郎

早稲田ラグビーについての書籍は多いが、
最近は清宮前監督や中竹監督といった監督が取り上げられることが多かった。
この本は、主将に焦点をあてる。
2001年度清宮前監督が就任した年、
そのときの主将を務めた「左京泰明」から、
昨年度の主将「豊田将万」までの8名。
インタビューをもとに、その栄光と苦悩が語られる…。

ここに見られるのはほんの一部でしかない。
けれど、見当もつかないような苦悩の日々を送ってきたのだろうことを感じることはできる。
伝統校の主将、そんなプレッシャーに眠れない日々があったことが、
この本を通して知ることができる。
大舞台で躍動する姿に素敵だな、うらやましいなと、試合を観戦すると思うのだが、
その裏にはやはりのしかかるプレッシャーがあったのだ。

それにしてもそれぞれに個性的な主将たちである。
主将によってチームの雰囲気が異なるのだなと、
当たり前なのかもしれないけれど、なんだか新鮮に感じた。

印象深かったのは諸岡省吾だろうか。
8人の中では最も大人な雰囲気をもち、
でもどこか親近感を感じさせる。
ビジネスパーソンとしても優秀なのではないかと思う。
たぶんいい上司にもなりそうだ。

山下大悟、大田尾竜彦、佐々木隆道・・・。
この3人はカリスマ的な存在感がある。
しかし、大田尾竜彦は主将の1年間を失敗だったと振り返っている。
「生まれてからあれ以上つらい1年はない」
「ラグビーをはじめて一番つまらなかった時期」そう評している。
垣間見える舞台裏、早大ラグビーファンとしては、たまらないドラマである。

それにしても、100名を超える部員がいるわけで、
当然、4年間、アカクロを着れずに終える部員もいる。
彼らの気持ちはどういうものなのだろうか?
そこにあるドラマをみてみたいと思ったりもする。
いや、でも、そこはそっとしておくべきものなのかもしれないな。
舞台裏が見えすぎるのもね…。

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