本:『朱夏 警視庁強行犯係・樋口顕』 今野敏
約8ヵ月間、読書ノートは別ブログに分けてましたが、
今日からまた『だぶろぐ』に統合することにしましたー。
さて、今回読んだのは今野敏の警察小説。
昔、『隠蔽捜査』を読んで面白かったので、買ってみた。
どうやら樋口シリーズがあるらしく、その2作目である。
ストーリーをざくっと言えば、
樋口警部補の妻である恵子が何者かに誘拐され、
それを樋口が追いかけるというもの。
犯人が誰か?という視点では特に驚きはない。
最初に何となく見当はついてしまう。
ただ、妻を誘拐されて、動揺する樋口にはいつもの勘は働かず、
犯人の姿が見えるようで見えない状態になっている。
そのあたりの心の揺れがこの作品の面白さだろうか。
この本を通していまどきの若者論らしきものが語られるが、
その内容は妥当な部分もあるが、一面的にすぎる気もする。
エンターテインメントとしては十分に楽しめるが、
それぞれのキャラクターの心の動きはもっと深掘りしてほしかったような気もする。
まあ、あまりやりすぎるとエンターテインメント小説として成り立たなくなるのかもしれないが…。
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