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雑誌:『Number 2010 2/4』 大学ラグビー新時代。

Numberでは年に1回のラグビー特集である。

特集のタイトルどおり、大学ラグビーがメイン。
日本のラグビーはいまだに大学の人気が高いということだ。
トップリーグも面白いんだけどなあ。

さて、今回の特集のサブタイトルには、
伝統校と新興校の未来、とある。
今季の大学選手権の決勝は帝京と東海で、どちらが勝っても初優勝。
そして帝京が優勝をおさめた。
大学ラグビーの新しい時代の幕開けということだろうか。

今回の特集の一番手は、大学選手権優勝校の帝京。
(ちなみに表紙の写真も帝京が飾っている)
岩出監督と野口主将への取材を中心に記事がつくられている。

帝京というとなんとなくラフプレーの印象もあるのだが、
心を作る、人間としての成長を中心にチームを作ってきているようで、
挨拶やごみ拾いなどの日常のふるまいもきっちりとしているらしい。
挨拶だけはきっちりするように4年生に言われた、
と昨年度主将の吉田尊が言っているが、
ジェントルマンシップなどとわざわざ掲げなくとも、いい文化が引き継がれていて、
それが強さにつながってきているのかもしれないなあ、と思った。

少しずつ積み上げてきて、今があるのだと思うが、
記事を読む限り、組織としてのまとまりが感じられるし、
しばらくは帝京の時代は続くかもしれないとも思わされる。

そして伝統校の検証として、慶応、早稲田、明治の記事が続く。

今年の慶応は非常によかったと思うが、
なんとなく勝負弱い印象は昔からある。
大学選手権での東海戦、
トライすれば同点に追いつける絶好の場面でのプレー選択のミス。
なぜその選択だったのか?その伏線になった2週間前の練習などが記されているが、
非常に興味深い内容であり、厳しい状況で冷静な判断を下すことの難しさが感じられる。

ちなみに慶応の監督は1期2年、最長2期までと決められているらしい。
林監督は来年が4年目と、集大成の年。
来季の慶応も強くなりそうな予感がする。

早稲田については、いろいろと思うところがある。
中竹監督の退任が濃厚になっているようだが、
この記事にもあるように中竹監督のやり方は必然ではあったかもしれない。
だけれども、最適解でもなかったのではないか…。
今季の早稲田の振り返りはまた別の記事で書いてみたいと思う。

最後に明治。
カリスマ吉田義人を監督に迎え、変わるかと思いきや…。
大学選手権は準決勝まで進出したものの、対抗戦は5位。
記事からもかつての強い明治から明らかに意識が変わってしまった状況が読み取れる。
「本当に強い明治に入るという心構えがあったかというと…」と吉田監督が言っているが、
96年を最後に全国制覇を果たしていないチームであり、
そう考えれば今はもう強い明治に入るという感覚が希薄になってきているのはうなづける。
伝統があるというだけではダメで、やはり勝たなければいけないのだ。

今年の明治もまだまだかつての強さはみられなかったわけだが、
それでも大学選手権では久しぶりに準決勝まで進出した。
少しずつは意識の変化もみられているのかもしれない。
吉田メイジ、来季はもっと伸びてくるだろうとは思う。

他にも関東リーグ戦、関西についても今号では触れられているが、
とにかく群雄割拠という感じになってきた大学ラグビー界。
まさに新時代である。

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