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読書メモ:『お客さまの”生の声”を聞くインタビュー調査のすすめ方』 福井遥子

お客さまの“生の声”を聞くインタビュー調査のすすめ方お客さまの“生の声”を聞くインタビュー調査のすすめ方
福井遥子

実務教育出版 2010-04-27
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プロのリサーチャー向けではなく、
マーケティング実務担当者向けのインタビュー調査の実務書というコンセプトで、
とてもわかりやすくて良い本だと思った。

一応自分はプロのリサーチャーの範疇に入るものの、
実はインタビュー調査の経験は浅いため、
そんな自分には参考になることが多かった。

一番いいなと思ったのは、
実際にはモデレーターとしての訓練や経験を積まなければいけないと思うが、
でも、この本を読むと、自分にもできそうだ、やってみよう、
そんなチャレンジしたい気持ちにさせてくれること。
実務担当者自身がインタビュアーになることの効用として、
消費者の感覚をダイレクトに感じることができることなどが挙げられているが、
この感覚はリサーチャーとして分析をするにあたっても、
やっぱりあてはまるところで、
自分でインタビュアーができたら分析もより深いものになるように思う。

調査の企画の仕方、誰を呼ぶか、
誰を呼ぶとどんなことが分かるか、
(たとえばユーザーを呼ぶと何がわかり、中止者を呼ぶと何がわかる、など)
実際のインタビューで使えるテクニック、
分析の仕方などそれぞれわかりやすく説明してあるので、
インタビュー調査の基本を知るために、最初に読む本としていいと思った。

ちなみに、インタビュー調査に限ったことではないが、
そもそも調査は戦略立案のために行うことが前提、
という言葉は印象に残ったフレーズである。
当たり前のことかもしれないけれど、
日々の業務に忙殺されると、とにかく業務をまわすことに精一杯で、
クライアントの求めるデータを納品すればいいという意識になってしまうことも…。
たとえ実査の部分だけを担うような調査だとしても、
やっぱり課題を共有させてもらうことで、
最終的な戦略立案を想定しながら、
調査設計であったり、調査票であったりに、
プロとしてご提案できることが大事かなと。
正直なところ、自分たちの利益を上げるためには、
そんなに丁寧に時間をかけていられない案件もあるけれど、
でもどんな案件でもできるだけそんな気構えでいたいなと思った。

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