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読書メモ:『世界を知る力』 寺島実郎

世界を知る力 (PHP新書)世界を知る力 (PHP新書)
寺島 実郎

PHP研究所 2009-12-16
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「アメリカを通じてしか世界を見ていない日本」
たとえば身近なことで考えると、
マーケティングの世界でもアメリカの文献や理論がよく日本語に訳され、
それを読んでマーケティングを知るっていうのもあてはまるかも。
わりとなんでも日本語に訳されてしまうのは、
いいことでもあるけれども、
偏りがありそうでちょっと問題かもしれないとも思った。
「英語で読む」ことができたら、世界は広がるだろうなあ。

断片的な知識や情報を相関させていく、
そして全体的な知へつなげていく、ということも語られるが、
このあたりは自分としては随分前から考えていたことであり、
ビジネスなどの世界でもそういうことを言いはじめたんだなあと思った。
つまり西洋の分析的な、分解していく思考に対して、
東洋思想の主客未分化のまま全体を捉える考え方。
ただ、全体を全体として捉えるって難しい。
結局は目の前にある情報や経験の断片を、
少しずつ少しずつ自分の中でつないでいくしか、
「世界を知る」ことはできないんだろう。

寺島さんは、日本には世界レベルのシンクタンクと通信社がない、とも言う。
つまり、世界レベルでの情報発信ができていない、と。
「情報」を生業とするリサーチャーとしては、
こういう発言は気になるところ。
自分が発信している情報は…、あまり世の中の役に立ててないか…。

自分にとっては目新しい何かがあったわけではないが、
考えていたことに間違いはなさそうだなあと実感させられた1冊だった。

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